腹痛を訴える真美ちゃん
僕と仲良くしてくれる娘たちにサバけたタイプの子が多いのは何回かここでも書いた事があるけれど、中にはやっぱりうんこに対してのガードが堅いタイプの娘がいたりします。いま付き合いのある女の子のなかで一番可愛い真美ちゃんが残念ながらこのタイプだ。それでも段々仲良くなっていくにつれて、過去のうんこに関しては少しずつ情報を出してくれるようになった。
たとえば
「最近どうしてたの?」
「そういえば先月ずっと体調が悪くてぇ~」
「あらら、どうしちゃったの?」
「お腹下ったりとか・・・」
それでも「いつ」が限定されるような具体的な話は絶対にしてくれない。
あくまでも先月頃の話として濁されてしまう。
一緒にいるときにトイレに行く場合も、サッと行ってスマートに戻ってくるので他の娘のように「はるちゃん!おしっこ行ってくるね~」とか「うんこ!」なんて言う事は絶対になかった。
そんなある日、一緒に居酒屋へ行った時のこと。
待ち合わせに来たときからなんか元気が無い。
「真美ちゃん具合悪いの?」
「なんかさっきからお腹痛くてぇ」
「帰る?送ってくよ」
「大丈夫」
一応何品か頼んで乾杯をしてもツマミやお酒にほとんど口をつけない。
顔色が青くなる・・・っていうか白くなってきた。
「真美ちゃん怒らないで聞いてね。お腹痛いのってバファリン系?正露丸系?」
「正露丸・・・」
「トイレ行っておいでよ」
「大丈夫・・・出ないし」
どうやら前に真美ちゃんが言ってた「下ってる」状態みたいなんだけど、なぜか意地になっちゃってトイレに行こうとしない。
「とりあえず一回だけ行ってきたら?」
「全然大丈夫~!」
そういうと飲み物をグイッと飲んで見せた。どうみてもカラ元気の状態ではしゃいでみせる様子が痛々しい。こうなったら僕の口からトイレの話題も帰ろうとも言えなくなってしまった。
それから間もなく
「はるちゃん、真美おしっこに行ってきてもいい?」
「うん。行っといでよ」
珍しくおしっこと自分から言ってきた。続けて
「おしっこだからね!」
「うん。わかってるから」
「本当におしっこだから」
「いいから早く行っておいでよ」
念入りにおしっこだと強調した。
立ち上がってトイレに行く前にももう一度「本当だからね!」
意外と早く5分くらいで真美ちゃんはトイレから戻ってきた。
真っ白だった顔も少しピンクがかっている。
「大丈夫?」
「はるちゃんなに言ってるの?真美おしっこだって」
ムキになってきたのでこの話は終了。
席に着くと残っていた飲み物を一気に飲み干し、
「はるちゃん、おかわりしていい?」「なんかお腹空いてきちゃった」とツマミをパクパク食べ始めた。
なんか、可愛くて愛おしくて、ちょっと気の毒で、その日はもうトイレの話も体調の話も触れずに最後まで楽しく過ごした。
タイトルは「あなたは下痢を我慢しながらおしっこだけをできますか?」だけどまみちゃんは別にトイレにしゃがんだ状態でうんちを我慢しながらおしっこだけをする必要は無かった訳で、まず間違いなくあの居酒屋で下痢便をヒリ放ってたんだろうなぁ。男女別のトイレなんで残り香チェックが出来なかったのが残念です。
たぶん真美ちゃんは自分のしてるところを想像されたくなかったんだろうな。
リアルに「いましてる」って状態で想像されるのをどうにか回避したかった。
いままで通りにサッといってスマートに帰ってくれば良かったのに。
真美ちゃん逆効果だよ。思いっきり想像してたよ。音まで想像したよ。
臭いやうんちの状態まで・・・
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