そんな事ないよ、バレバレ
まえにも書きましたが、村長はるは物心ついた頃からスカ属性でした。異性を意識し始める年頃まで対象は男女関係なく、誰かがうんこの話をすると大騒ぎして興奮が止まらないちょっと頭の悪い子だったのです。
中学生くらいになって異性が気になり始めると、女子の「うんこ話」が聞きたくてしょうがありませんでしたが、女子同士の強い連帯感で女子側から「うんこ話」が聞ける事はほとんどありませんでした。
それでも3年間のあいだに数回聞いたり垣間見る事ができ、当時まだ脳内のスカ領域に余白がいっぱいあったところにそれらが強烈に焼き付けられたのです。
普通の学校だと中学生くらいから男子がトイレの個室に入っても特にからかわれる事は無いと聞いていますが、僕の通っていた中学校は頭の悪い子の集まりだったので、男子が個室に入ろうもんなら一瞬のうちに全クラスに知れ渡り大騒ぎになるので、ぼくら男子は日常的に腹痛や突然やってくる便意に怯えながら学校生活を送っていました。
ある日、男女4~5人でその話になったとき僕は何気なく「女子はいいよね、全員個室だからうんこしてもバレないし」と、言うと「そんな事ないよ、バレバレ」とその場にいた女子全員に即否定されてしまった。「なんで?」と聞くと「臭いで」との事。一応田舎の学校だったけれど水洗トイレだったので、あまり大きなおならをしなければ音消しで排泄音は聞こえないはずと思っていたが、そうか・・・臭いか・・・。携帯型の消臭剤ができる前の話である。「臭かった事あるの?」と聞いてみると「え~っ、あるよ」と言って女子同士でニヤニヤ笑ってそれ以上答えてはくれなかった。
女子のリーダー格に美穂ちゃんという子がいた。
美穂ちゃんは、顔は童顔系のキレイな顔立ちだったけど身体が大きい娘で、キレると男女関係なくブンブン振り回すくらいのパワーを持ち合わせていた。ただ性格が少しエキセントリックで、僕らは面白いやら怖いやらで毎日対応に苦慮していました。
ある日、休み時間が終わり授業が始まってから美穂ちゃんが教室に戻って来た事がありました。先生に「コラッ!どこ行ってたんだ!」と怒られたのですが、それに対し平然と「うんこ!」と強く言い返したのです。
さらに、「休み時間からトイレで踏ん張ってたけど硬くて出てこなかったの。でも、お尻の所まで来てるの。だからなんとか出そうと頑張ったけどなかなか出なかったの。お尻のところで硬いのが栓になってけど、頑張ってそれを出したらブリブリブリブリ~って柔らかいのが出てきたさ!」
教室内は大爆笑で先生も苦笑いしてたけど、僕だけ興奮を抑えるのに必死でした。
当時中学生の僕には刺激の強い話でしたね。今でもうんこ話は大好きですけど、真っ白の脳内に焼き付けたインパクトは今でも鮮明に思い出せるほど強いものでした。
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